ヒアリング(磁気)ループの活用で聞こえの向上を
2010年 11月 25日
聞こえの障がいは大きなバリア
先日実施された多摩市議会の議会報告会でも、手話通訳や要約筆記のかたのお世話になりました。中途難聴のかたや高齢期になって聞こえがわるくなったかたにとって、手話は理解しずらく、要約筆記は社会参加に欠かせない手段です。パソコンやOHPを使った要約筆記とともに、学んだり、病院を受診したりするとき、一人ひとりのかたをサポートするノートテイクも欠かせません。
高齢期の難聴予防も可能に
こうした手段の一つとして、「ヒアリングループ」日本では一般に「磁気ループ」と呼ばれている装置があります。補聴器を利用しているかたにとって、会議室・劇場・体育館などでの聞き取りはむずかしく、それをカバーするために開発されたのが「集団補聴システム」です。障がい者という概念を超え、これからは高齢者への配慮として聞こえの問題は考えていかなければならないことを実感します。「歳だから聞こえが悪くてもしかたない」というかたが多いのですが、高齢期の難聴は生活習慣病と同じで、動脈硬化や高コレステロールが大きな原因となっているということで予防という観点でとらえる必要もあります。坂や階段は見えるバリアですが、聞こえの障がいは「社会参加を躊躇させる」大きなバリアにもなっています。
多摩市の総合福祉センターには、ヒアリングループがすでに設置されています。残念ながらほとんど利用されていないのが現実です。12月議会では、難聴者のかたと総合福祉センターの現地調査をおこない、「広く利用できるようにしていくこと」「公的施設に広げていくこと」「検診時に難聴を発見できるようにして、早期治療に結び付けるようにすること」などを提起していきたいと思います。
先日実施された多摩市議会の議会報告会でも、手話通訳や要約筆記のかたのお世話になりました。中途難聴のかたや高齢期になって聞こえがわるくなったかたにとって、手話は理解しずらく、要約筆記は社会参加に欠かせない手段です。パソコンやOHPを使った要約筆記とともに、学んだり、病院を受診したりするとき、一人ひとりのかたをサポートするノートテイクも欠かせません。
高齢期の難聴予防も可能に
多摩市の総合福祉センターには、ヒアリングループがすでに設置されています。残念ながらほとんど利用されていないのが現実です。12月議会では、難聴者のかたと総合福祉センターの現地調査をおこない、「広く利用できるようにしていくこと」「公的施設に広げていくこと」「検診時に難聴を発見できるようにして、早期治療に結び付けるようにすること」などを提起していきたいと思います。
by yumikohashimoto
| 2010-11-25 00:40
| 高齢期